東京五輪開幕から1年を迎えた23日、東京大会会場のカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)が再開業した。選手の強化拠点だけでなく、激流を生かしたラフティングなど水上レジャーも楽しめる施設として再スタートを切った。
強い日差しが照り付ける中、昨夏の五輪で熱戦が繰り広げられたコースを約70人がラフティングで下った。練馬区の小学3年原柚那さん(9)は「五輪選手と同じ所でやれるのはびっくり。ずぶぬれになって楽しかった」と水滴まみれの頬を緩めた。
ラフティングの通常料金は約1時間7千円。都の施設運営計画では、カヌー会場は年間約1億9千万円の赤字と試算している。