伊藤美誠 石川佳純撃破も8強敗退 難敵・芝田に攻めが空回り「これが今の実力」
「卓球・Tリーグ・ノジマカップ」(13日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
パリ五輪代表選考ポイント対象大会として、Tリーグ初の個人戦が行われた。女子は東京五輪代表の伊藤美誠(スターツ)が、2回戦で石川佳純(全農)を4-2で下したものの、準々決勝で芝田沙季(ミキハウス)に3-4で敗れた。平野美宇(木下グループ)、早田ひな(日本生命)、木原美悠(エリートアカデミー)は4強入りし、男子は張本智和(IMG)、吉村真晴(愛知ダイハツ)らが準決勝に進んだ。
伊藤は8強で姿を消した。難敵・芝田との試合はフルゲームとなり、最終ゲームはジュースで11-13と競り負け。「今日は攻めてもボールが飛ばなくて難しかった」と首をひねった。
2回戦はいきなりノーシードの石川と五輪代表対決が実現。互いに手の内を知り尽くしているだけにラリー展開が多かったものの、厳しくコースを突いて勝利を挙げた。「日本選手と対戦する方が難しい。勝ち続けるのはすごく難しいが、これが今の実力だとわかった」と前を向いた。
パリ五輪に向けて国内争いを重視する代表選考方針となり、伊藤もTリーグ初参戦を決めて新しいユニホームに袖を通した。選考方針は最終決定に至ってないものの「出られる試合には出て、どうなっても大丈夫なように準備したい」と覚悟をのぞかせた。