元横綱白鵬の宮城野親方 新部屋での稽古を公開 師匠の責任、重圧を吐露

 腕立て伏せをする弟子を指導する宮城野親方
 部屋の看板の前で撮影に応じる(左から)炎鵬、石浦、宮城野親方、間垣親方、北青鵬
 部屋の看板の前で記念撮影する宮城野親方(中央)ら
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 大相撲の宮城野部屋が20日、元横綱白鵬の宮城野親方(37)が7月28日に部屋を継承してから初めて報道陣に稽古を公開した。

 今月初旬、部屋は東京都墨田区東駒形の旧東関部屋に移転。看板は旧宮城野部屋で使用していたものをそのまま使用した。宮城野親方は、先代師匠の間垣親方(元幕内竹葉山)と稽古場の上がり桟敷に並んで座り、四股などの基礎運動で汗を流す弟子を見守った。稽古場に下りて、腕立て伏せをする若い衆に直接指導する場面もあった。

 新天地でスタートを切った新師匠は「横綱、大関になった時と同じような緊張感とプレッシャーと、常に2桁勝利、勝ち越しが当たり前という世界に再び飛び込んだような気持ちです」と心境を吐露。「入門してから宮城野部屋で修行して、結果を出して成長した。その部屋の看板をかけて師匠としてやっていくわけだから、いろんな思いがあります。しゃべれば今日中には終わらないかもしれない」と笑みを浮かべながら、感慨をにじませた。

 旧東関部屋は横綱曙らを輩出。宮城野親方は「横綱を生んだ素晴らしい建物、場所に(部屋を)構えることを本当に光栄に思う」と喜んだ。地上4階、地下1階の建物で、1階が稽古場、2階以上が師匠や力士の居住スペース。部屋で生活するのは「17年ぶり」という同親方は「時々大部屋に入って、緊張感を与えながらやっています」と笑い「力持ちで心優しい、義理と人情を持って、そして強くなってもらえれば。(現役で)20年走り続けたし、今度は20年走り続けるような力士を育てたい」と抱負を語った。

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