坂井隆一郎が10秒21で優勝「タイムではなく優勝を狙っていた」男子100M
「陸上・ナイトゲームズ・イン福井」(20日、福井県営陸上競技場)
男子100メートル決勝が行われ、世界選手権代表の坂井隆一郎(24)=大阪ガス=が10秒21(無風)で優勝した。2位はデーデーブルーノ(セイコー)の10秒25、3位は上山紘輝(住友電工)の10秒33だった。
一時競技が中断するほどの雷雨に見舞われた福井。悪天候の中でも、坂井は得意のスタートを生かして勝ちきった。7月の世界選手権後は、1週間ほど休養。今大会へはウエートをメインに調整してきた。「タイムではなく優勝を狙っていた」と、目標通りの結果だった。
来年の世界選手権の参加標準記録が、今年の10秒05から10秒00になることが決まった。自己記録の10秒02より速いが、坂井は「9秒台を出さないと出られない。ハードルが上がったけど、9秒台の目標は変わらない」と力強く語った。