バドミントン・西本が世界ランク3位撃破の金星 世界選手権男子シングルス1回戦

 アナス・アントンセンからポイントを奪いガッツポーズする西本拳太
 1回戦でアントンセンを破った西本拳太
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 「バドミントン・世界選手権」(22日、東京体育館)

 男子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング21位の西本拳太(27)=ジェイテクト=が、同3位のA・アントンセン(デンマーク)を2-0(21-15、21-19)で破る“金星”で初戦を突破した。「相手がケガ明けもあって、試合勘では有利かなと。(羽根が)飛ばないコートなので、我慢して徹底してやれた」と会心の汗を拭った。

 序盤から強打と緩い攻撃を使い分け、得点を加算。「気持ちも対策もしっかり。相手の強打を防ぐというよりは利用しながら」と万全の準備で試合に臨んだ。第2ゲームでマッチポイントになってから、相手に追い付かれそうになる場面もあったが、会場から起こる拍手が背中を後押し。「日本でやれているというのが力になった。後ろから声援もあって、踏ん張らせてくれた」と感謝した。

 昨夏の東京五輪の出場はならなかったものの「悔しい気持ちしかないが、五輪レースを経験できて今がある。その悔しさを胸に、反省を生かしてやっていきたい」とすでに前を向く。

 2回戦は同63位のスウェーデン選手。「(目標は)優勝なんで。ぶれずにやっていきたい。次も勝たないといけないんで。この勝ちをムダにしないように」と気の緩みはみじんもない。勢いを味方に付け、頂点を目指す。

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