バドミントン男子期待の星、奈良岡が世界選手権デビュー戦で白星発進
「バドミントン・世界選手権」(22日、東京体育館)
男子シングルス1回戦が行われ、奈良岡功大(21)=IMG=がウクライナ選手に2-0(21-17、21-17)でストレート勝ちを収め、世界選手権デビュー戦を白星で飾った。「初めての大会だったので、どういう雰囲気か全く分からない状態。すごい緊張していたんですけど、負けずに自分らしいプレーができたと思います」と汗を拭った。
初出場とは思えない堂々とした試合運びで圧勝した。空調の風でシャトルが影響を受け、苦戦する選手が多い中「(羽根が)飛ばない方からは相手を奥まで追い込む作戦で、飛ぶ方はスマッシュをメインでやっていこうと思った」と冷静に順応。相手に主導権を握らせなかった。
2017年の全日本総合選手権では、16歳4カ月の史上最年少勝利を飾り、将来を期待された。ただ、高校卒業後からはコロナ禍に見舞われ、国際大会も軒並み中止。活躍の機会は激減した。
迎えた今シーズンはシンガポールオープン、台北オープンで2大会連続の決勝進出。世界ランキングは日本人4番手の31位(22日現在)まで上がり、24年パリ五輪出場の可能性も十分にありえる。
次戦は同17位のタイ選手。「あんまり分からないですけど、大きい大会だと思っているので、1つでも勝ちたい気持ちが強いです」と意気込みを語った。