山口茜が世界選手権連覇に王手 決勝は東京五輪金メダルの中国・陳雨菲と対戦
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「バドミントン・世界選手権」(27日、東京体育館)
女子シングルス準決勝が行われた。前回大会女王の山口茜(再春館製薬所)が、世界ランキング3位のアン・セヨン(韓国)に2-0(21-19、21-12)で退け、連覇に王手をかけた。ここまで初戦から4戦全てをストレート勝ち。決勝は東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)と対戦する。
拾って、拾って、拾いまくった。山口が26日に「ラリーを嫌がったり、我慢できないと簡単に点数を獲られてしまう」と警戒していたように、お互いが前後左右に翻弄(ほんろう)し合う試合展開が続いた。その中で相手が崩れた瞬間を見逃さずスマッシュ。2点差の接戦を制して第1ゲームを先取した。
第2ゲームでは落ち着いたプレーで、7連続得点。一気に突き放し、最後はライン上におちるジャンピングショットで勝負を決めた。