山口茜 粘りのプレーで連覇王手 決勝相手は東京五輪金メダリスト、直近3戦はストレート勝ち

 女子シングルス準決勝で勝利した山口茜(代表撮影)
女子シングルスで決勝に進出した山口茜
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 「バドミントン・世界選手権」(27日、東京体育館)

 各種目の準決勝が行われた。女子シングルスの山口茜(25)=再春館製薬所=は粘りのプレーを見せて2-0で勝利し、連覇へあと1勝とした

 お互いが前後左右に翻弄(ほんろう)し合う試合展開で、一進一退の攻防が続く。その中で山口は相手が崩れた瞬間を見逃さずスマッシュ一閃。2点差の接戦を制して第1ゲームを先取した。

 第2ゲームでは落ち着いたプレーを見せ、9点差で決着。「1ゲーム目は取られても仕方ないという気持ちで臨んだ。先攻されても気持ちは焦らずに、我慢できたのがよかった」とうなずいた。

 昨夏の東京五輪は、16年リオデジャネイロ五輪に続き8強止まり。「自分を貫けなかった」と悔やみ、五輪後は積極的な攻めを心掛けた。その結果、前回大会で優勝。さらに3月の全英オープンを制し、5月には19年9月以来の世界ランキング1位に返り咲いた。

 決勝の相手は東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)で、直近3戦ストレート勝ちを収めている相手だ。「日本の世界選手権。最大限の試合数をすることがうれしい」。あくまで平常心で意気込みを語った。

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