池江璃花子が400mリレーアンカーで猛追も4位 表彰台に0秒23届かず「悔しいの一言」

 「競泳・日本学生選手権」(29日、東京辰巳国際水泳場)

 女子400メートルリレー決勝が行われ、昨夏の東京五輪代表の池江璃花子(22)=日大=が、第4泳者として出場した。3分44秒88で4位となった。

 予選を4位で通過し迎えた決勝。7位から圧巻の泳ぎで追い上げたものの、表彰台にはわずか0秒23届かなかった。「主将として頼りなかったというか…。悔しいの一言」と目を赤くさせた。

 女子主将として臨む最後の日本学生選手権。1年時は白血病の闘病中に応援に駆けつけ、観客席から日大メンバーの活躍を見守った。2年時は復帰後わずか1カ月で50メートル自由形で4位。東京五輪に出場した3年時は、リレーを含めて3冠を達成した。大学4年間を振り返り「インカレで始まってインカレで終わる。寝る前に色んなことを考えた。感謝の気持ちを伝えたい」と話していた池江。今大会は特別な思いを持って臨んでいる。

 28日には50メートル自由形を制して2連覇を達成。今大会はあと30日の同400メートルメドレーリレーと、31日の同100メートル自由形に出場予定。「切り替えて頑張りたい」。最後の日本学選手権での3冠を見据えた。

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