20キロ競歩世界王者の山西利和、今秋にも35キロに挑戦「一度違う刺激を体に入れる」
男子20キロ競歩の東京五輪銅メダリストで、7月の世界選手権を2連覇した山西利和(愛知製鋼)が29日、オンラインで報道陣の取材に応じた。世界選手権を振り返り、「連覇ではあるけど、東京の負けを挟んでいるので、東京五輪が終わって新しい1年を踏み出した時間」としみじみと振り返った。
20キロの世界王者だが、世界選手権でこれまでの50キロに代わる新種目として導入された35キロにも興味があるという。「チャンスがあればこの秋にでもいけたら。明確なビジョン、というよりは一度違う刺激を体に入れてみてどういう反応が出るかなという感じ」と挑戦してみる方針だ。
その先に見据えるのは24年パリ五輪。「パリオリンピックは今度こそ金が取れるようにという思い。何とか取れるように」と、力強く誓った。