「テニス・全米オープン」（３０日、ニューヨーク）

　女子シングルスで２年ぶり３度目の優勝を目指す、世界４４位の大坂なおみ（２４）＝フリー＝が第１セットを落とした。

　対戦相手は過去３戦全勝で、世界１９位のダニエル・コリンズ（米国）。１ゲームを奪うと、２ゲーム目も主導権を渡さずブレークに成功。第３ゲームまで連取したが、４、５、６ゲームはコリンズに押されてショットにミスが生じ、３－３となった。

　ここからは互いにサービスキープ。第１１ゲームは、３０－４０と先行を許すも、サービスエースとスイングボレーでポイントし、ピンチをしのぐサービスキープとなった。しかし最後はタイブレークの末に、第１セットを奪われた。

　大坂は左アキレス腱痛のため、１回戦敗退した５月の全仏オープン後に戦線離脱し、６月末からのウィンブルドンは棄権。今月２日のシリコンバレー・クラシックで復帰するも、２回戦敗退に終わるなど、成績はふるわなかった。２７日の記者会見では「とても心配している。ここ最近いいプレーができていないので」と不安を口にしていた。大坂は１８年、２０年全米女王。