大坂なおみ 全米OP初の初戦敗退 18年、20年女王がまさか 世界19位にストレート負け
「テニス・全米オープン」(30日、ニューヨーク)
女子シングルスで2年ぶり3度目の優勝を目指す、世界44位の大坂なおみ(24)=フリー=が0-2(6-7、3-6)で初戦敗退した。大坂は7年連続の出場で、初戦で姿を消すのは初。18年、20年は頂点に立っている。
対戦相手は過去3戦全勝で、世界19位のダニエル・コリンズ(米国)。開始早々ブレークに成功し、好調ぶりをアピールしたが、その後はショットがわずかにアウトになる、苦しい展開。完全に崩しながらも相手のショットがギリギリで入るなど、アンラッキーなポイントもあり、最後はタイブレークの末に第1セットを落とした。
第2セットも先に大坂がブレーク。しかし直後にブレークバックを許し、第8セットもブレークされ、そのまま1回戦敗退が決まった。
大坂は左アキレス腱痛のため、1回戦敗退した5月の全仏オープン後に戦線離脱し、6月末からのウィンブルドンは棄権。今月2日のシリコンバレー・クラシックで復帰するも、2回戦敗退に終わるなど、成績はふるわなかった。27日の記者会見では「とても心配している。ここ最近いいプレーができていないので」と不安を口にしていた。今季2度目のグランドスラム初戦敗退となった。