2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子100メートルバタフライを制し、シンガポール初の金メダリストとなったジョセフ・スクーリングが、兵役期間中に大会出場のため滞在したベトナムでの大麻使用を認めたと31日、ロイター通信が報じた。
シンガポール国防省によると、検査で陽性反応は出なかったが、兵役期間中の練習や大会出場などの特別待遇は今後剥奪される。地元メディアは来年の杭州アジア大会も欠場の見込みと伝えた。
27歳のスクーリングはリオ五輪でマイケル・フェルプス(米国)の4連覇を阻んで優勝。しかし昨夏の東京五輪は予選落ちし、その後に父をがんで亡くした。(共同)