大坂なおみが初戦敗退 全米2度制した得意コートで屈辱のストレート負け
「テニス・全米オープン」(30日、ニューヨーク)
シングルス1回戦が行われ、女子で元世界ランク1位の大坂なおみ(24)=フリー=がダニエル・コリンズ(米国)に6-7、3-6でストレート負けした。7度目の出場で初の1回戦敗退。
2度の制覇を誇る全米のセンターコートで、初の初戦敗退の屈辱にまみれた。大坂は「今年は素晴らしい年ではなかったということ」と、諦めたように笑うだけだった。
試合前まで3戦全勝だったコリンズに第2サーブを狙われた。第1セットのタイブレークでは5-6の場面で大坂の第1サーブが外れ、第2サーブからセットポイントを奪われた。第2サーブからの得点率は23%にとどまり「相手が積極的に仕掛けてきた。変化をつけても、相手を止められなかった」と敗因に挙げた。
今夏は得意のハードコートで腰痛にも悩んだ。8月上旬のナショナルバンク・オープンで負傷し、2日前までサーブを思うように打てなかったという。
今季の四大大会は全豪の3回戦が最高。7月には四大大会2勝を支えた戦術家のフィセッテ・コーチとの契約を解消した。「(好調時と)何が違うのかよく理解できていない。分かれば修正できるんだけど」と苦悩をにじませた。