“現役最後”セリーナ全盛期ほうふつ 世界ランク2位破り3回戦進出「本当に良かった」

 「テニス・全米オープン」(31日、ニューヨーク)

 女子シングルス2回戦ではセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を破り、3回戦進出した。

 随所に全盛期をほうふつさせた。S・ウィリアムズは第3セットの第8ゲーム、40-0からバックハンドのウイナーで勝利を決めると、拳を握った。代名詞のパワーテニスで世界ランキング2位のコンタベイトを破り「(勝つのは)私がセリーナだから。この試合のプレーは本当に良かった」と誇った。

 今大会が現役最後と報じられ、センターコートの観客が一体となった応援を受け続けた。第1セット、7点先取のタイブレークでは6-4からワイドを射抜くなど、相手の5本を上回る11本のサービスエースを決めた。

 第2セットを落としても「あらゆる努力を尽くそうと思った」と40歳の闘志は衰えない。鋭いリターンから第3セットは3度、ブレークを奪った。「自分は挑戦することが好き」と“最終章”はまだ終わらせないと言わんばかりだった。

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