西本拳太 桃田下した相手を撃破し初の準決勝 「僕の全盛期はここから」
「バドミントン・ジャパン・オープン」(2日、丸善インテックアリーナ大阪)
男子シングルス準々決勝で、世界ランク21位の西本拳太(28)=ジェイテクト)=が、1回戦で桃田賢斗(NTT東日本)を下したチコ・ワルドヨ(インドネシア)を激戦の末に2-1で下した。第1ゲームを14-21で取られたが、第2ゲームを21-17、第3ゲームを21-18と、ともに接戦を制した。
勝利の瞬間、ガッツポーズをしながら大の字に力尽きた。「何度も折れそうになった。引いたりビビったりしないよう自分を鼓舞した」。1回戦からフルゲームでの逆転勝ちを続けてきた。前日の2回戦も、格上のインドネシア選手にこの日と同じ79分の激闘を繰り広げ、体力的には限界だ。
今大会で自身初の4強入り。「あと2試合、死ぬ気で頑張る」と宣言した。昨年の東京五輪出場は逃したが、先月末からエース桃田の不振が続く中で、男子シングルスの底力を見せている。桃田と同い年の28歳は「僕の全盛期はここから。気合と根性。最後は気持ち」と泥臭く上位を狙う。