水谷隼氏 卓球パリ五輪選考基準で私見「世界ランクに応じて選考ポイント付与がいい」
卓球男子で東京五輪混合ダブルス金メダルの水谷隼氏(33)が3日、自身のツイッターを更新した。「個人的には世界ランキングに応じて、オリンピック選考ポイントを付与する形がいい」と、国内選考会を重視する方向に舵を切っている日本協会のパリ五輪代表選考基準について、私見を明かした。
東京五輪までは世界ランキング上位者に五輪シングルス代表権を与えていた日本協会だが、24年パリ五輪に向けては新しいワールドツアーであるWTTの恒常的な開催が不透明だったことや、上位大会への出場機会がランク上位者に固定される懸念から、公平性を保てないことなどを理由に方針転換。国内争いを中心に、各大会に独自に設定したポイントの合計で24年1月まで争う選考基準を出している。ただ、国際卓球連盟(ITTF)が7月、原則的に世界ランク各国上位2名にシングルス出場資格を与えるというパリ五輪予選方式を出すなど、日本側との見解の相違が生じており、最終的な選考基準は未確定。暫定的に国内選考ポイント方式が採用されているが、選手としてはもどかしい期間が続いている。
4度の五輪出場を誇る卓球界のカリスマは「個人的には世界ランキングに応じて、オリンピック選考ポイントを付与する形が良いなぁと思うけどどうだろう」と提案。「指定の期日になったときの上位から順に100、75、50点とかにして、最終的に現在あるオリンピック選考ポイントと合体すれば、国内外で最強の選手ということで満場一致かなぁと思うけどさ…」(原文ママ)とつぶやいた。
現在、第2回のパリ五輪代表選考会である「全農カップ・トップ32」(3~4日、アクシオン福岡)が開催されており、優勝者には50点が加算される。