サーフィン・都筑有夢路V パリ五輪選考会へ弾み 東京銅メダリスト「このリズムで」
「サーフィン・ホワイトバッファロー御前崎プロ」(3日、御前崎市ロングビーチ)
プロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の予選シリーズ(QS)として行われた。女子決勝は東京五輪銅メダリストの都筑有夢路(あむろ、21)=木下グループ=が合計10・25点で都築虹帆(ななほ)を下して優勝。16日に開幕するワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、米カリフォルニア州)へ弾みをつけた。女子ジュニアは都築、男子ジュニアは加藤翔平が制した。
世界の舞台へ弾みとなった。都筑は前半から積極的な波乗りを展開すると、7本目で6・00点の高得点をマーク。最後まで優位に試合を進めて優勝し、左手の人さし指で“ナンバーワンポーズ”を作って喜んだ。
海の状況が刻一刻と変化し、決勝時には強い風も吹いた。難しい中だったが、始めたばかりのヨガで集中力を保った。試合前に呼吸を整え、「いつも通りのリラックスした気持ちでやりました」と、冷静に点数の出る波を見極めた。
今大会が2024年パリ五輪選考会の初戦となるWG前最後の試合。「たくさん試合ができて良かった。このリズムでそのままいきたい」と意気込み、「優勝します」と宣言した。