関学大が圧勝発進、異例の1年生QB星野が初試合で躍動、関西学生アメフト

 今季初戦で甲南大を圧倒するQB星野秀太(右から2人目、13番)ら関学大オフェンス
 鋭いパスを見せる関学大のQB星野秀太(右、13番)
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 「関西学生アメフト、関学大63-7甲南大」(4日、王子スタジアム)

 昨年の大学王者で6年連続甲子園ボウル出場の関学大が、2018年以来、4年ぶりに1部に昇格した甲南大に圧勝。3年ぶりに全試合有観客の通常開催となった今季初戦を飾った。

 関学大はエースの鎌田陽大(3年)が体調不良で、1年生QBの星野秀太を先発に抜てき。名門関学で開幕戦での1年生の先発QBは、1996年の有馬隼斗以来、26年ぶりとなった。

 星野にとっては大学初試合となったが、「準備をしっかりしていたので緊張しなかった」と、第1Qのファーストプレーでいきなり40ヤードのロングパスに成功。先制TDなど2本のTDパスを決め、ランプレーでも再三ゲインを奪って追加点に貢献した。

 千葉県出身で小学校の時にライスボウルを見てからファイターズに憧れ続けてきたという19歳。東京・足立学園から関西に渡った憧れの舞台で「関学のQBはどんな状態でもプレーを決めて勝つイメージ」と目を輝かせる。

 大村和輝監督(51)は起用について「現状で一番よかった」とし、ルーキーが自身の初試合でリーグ戦初戦の先発QBを担った例は「他校でもないのではないか」と話した。中学からQBを担ってきた経験から「プレッシャーがかかってもさばき方が上手。余裕がある」と評価。「もう少しできると思う。鎌田と競い合ってほしい」と期待した。

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