日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が5日、都内で報道陣の取材に応じ、2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌招致を目指す札幌市の秋元克広市長が9月中の国際オリンピック委員会(IOC)の訪問を取りやめたことを受け、「IOCと週末に話をした時に、日程の調整で今回はなしにしようとなった」と説明した。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事が受託収賄の疑いで逮捕されたことによる札幌招致への影響は、「かなり気になってます」とも話した。だが、IOCとのやりとりの中では、「東京2020の問題と札幌招致とは違うという話でした」と、あくまで別問題だと強調した。