30年冬季五輪招致 札幌市長がIOC訪問中止 東京五輪汚職事件と無関係を強調
2030年冬季五輪・パラリンピック招致を目指す札幌市は5日、秋元克広市長が9月中旬に予定していたスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部訪問を取りやめると発表した。バッハ会長と会談する方向で調整していた。「IOC側と日程の調整がつかなかったためで、東京五輪・パラを巡る汚職事件とは無関係」としている。
同市長は14~17日、姉妹都市提携50周年のドイツ・ミュンヘンへの出張を前にIOC訪問を計画。関係者によると日本オリンピック委員会の山下泰裕会長も同席予定だった。
山下会長は都内で「私とIOCが(先)週末に話した。日程調整で今回はなしになった」と説明。五輪汚職事件の影響については「IOCとのやりとりでは、東京大会の問題で札幌招致とは違うという話だった」と強調した。