柴原&スクゴル組敗退で日本勢全滅 ベスト4入りならず 4度の好機であと一本奪えず
「テニス・全米オープン」(5日、ニューヨーク)
混合ダブルス準々決勝で柴原瑛菜(24)=橋本総業、フランコ・スクゴル(クロアチア)組は張帥(中国)マテ・パビッチ(クロアチア)組に敗れ、ベスト4入りはならなかった。6-7、6-4からのマッチタイブレークを3-10で落とした。日本勢は全て姿を消した。シングルス4回戦で男子は地元米国のフランシス・ティアフォーが、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、4-6、6-4、6-3で破った。
第1セットの第12ゲーム。柴原、スクゴル組は相手のサービスながら迎えた4度のセットポイントの好機であと1本が奪えなかった。タイブレークの末に第1セットを落とし、第2セットを取り返したもののマッチタイブレークで屈した。
柴原はコールホフ(オランダ)と組んだ全仏で初めて頂点に立った。男子の強烈なサーブに対してリターンエースを見舞い、女子ダブルスで培った前衛のプレーも精度は高い。パワーと技術を兼ね備え、今季の好結果につながった。
最大の目標はシングルスでの四大大会出場。シングルスの世界ランクは629位にとどまり、ツアー大会では予選に回る。混合ダブルス出場は男子とのプレーで地力をつけることも目的で「(シングルスもダブルスも)全部で四大大会に出たい」と成長を誓った。