バスケ女子W杯代表に渡嘉敷来夢ら12人 町田瑠唯は外れる「コンディションに不安」

 日本バスケットボール協会は8日、22日開幕の女子W杯(シドニー)に出場する日本代表メンバー12人を発表した。右膝のケガで東京五輪の出場はならなかった渡嘉敷来夢(ENEOS)は、主要国際大会としては16年リオデジャネイロ五輪以来となる代表入りを果たし、主将の高田真希(デンソー)ら東京五輪銀メダルメンバーからは6人が選出。一方、米WNBAでプレーする町田瑠唯(ミスティックス)は外れた。

 今大会は優勝すればパリ五輪出場権を獲得できる大一番。12人を選出した恩塚亨監督はオンラインで取材に応じ「W杯まで残りわずかだが、最高の準備をして臨みたい。目標は世界一です。東京五輪でいい結果となり、バスケ界は盛り上がっている。バスケ界をさらに前に進めたいという思いで大会に臨みたい」と抱負を述べた。

 また、招集を見送った町田に関しては「素晴らしい選手と評価していて選考の候補と考えていた。何度もコミュニケーションを取っていて、町田選手も代表チームへの思いや敬意を示してくれていた」というものの、東京五輪以降も休みなくプレーし、WNBAに挑戦しているとあって「シーズン中からコンディションに不安があるということで、私とトレーナーと本人と何度も協議して、このまま代表チームに参加することは難しいだろうという結論に達した」と明かした。

 ◆女子W杯日本代表メンバー

高田 真希(33)=デンソー

渡嘉敷来夢(31)=ENEOS

宮沢 夕貴(29)=富士通

安間 志織(28)=ベネチア

宮崎 早織(27)=ENEOS

吉田 舞衣(24)=シャンソン

馬瓜ステファニー(23)=トヨタ自動車

赤穂ひまわり(24)=デンソー

オコエ桃仁花(23)=富士通

山本麻衣(22)=トヨタ自動車

東藤なな子(21)=トヨタ紡織

平下 愛佳(20)=トヨタ自動車

 高田主将は「目標は金メダル。少しずつ実感が湧いてきている。チームの雰囲気もいい。やるべきことも明確になっている」と自信をのぞかせ、エースの渡嘉敷は「久々の世界大会なので、やってきたことを出せたらいい。日本にはない高さで貢献できると思う。体を張って頑張りたい」と気合を入れた。

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