“小さい白鵬”川副 元大関朝乃山戦へ気合「倒しに行きますけど」 幕下2日目

 宮城野親方(右)と入門会見で握手する川副(8月23日)
 学生横綱に輝いた川副(2021年)
2枚

 「大相撲秋場所」(11日初日、両国国技館)

 元大関で東幕下15枚目の朝乃山(28)=高砂=と、昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しデビューする川副(23)=宮城野、が2日目に対戦することが決まった。大相撲公式ファンクラブのサイトで、10日までに取組表が公開された。

 日大出身の川副は166センチ、110キロの小兵ながら、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)から「小さい白鵬」と期待される逸材。8月の新弟子検査の際には、朝乃山との対戦を希望し「胸を借りるつもりで、でも倒しにいきますけど。やってみたい気持ちの方が強い」と話していた。

 朝乃山は6場所出場停止処分から復帰した名古屋場所で三段目優勝。秋場所も全勝なら、優先的に十両昇進の内規を満たす。元大関VS今場所デビューの有望株。一番相撲で、いきなり注目の取組が実現することになった。

 ◇川副 圭太(かわぞえ・けいた)1999年4月10日、熊本県宇土市出身。小1から相撲を始めた。中3時に全国都道府県中学生大会軽量級優勝、全中準優勝、白鵬杯で優勝。文徳高2年時に国体少年の部個人戦優勝。日大4年時に全国学生選手権個人優勝を果たした。得意技は押し、出し投げ。好きな食べ物はカニ、エビ。

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