レスリング・志土地真優が優勝 夫婦で強さ証明「ステップアップできるように」
「レスリング・世界選手権」(13日、ベオグラード)
女子で55キロ級の志土地真優(25)=ジェイテクト=と62キロ級の尾崎野乃香(19)=慶大=がともに決勝でテクニカルフォール勝ちを収め、優勝した。東京五輪53キロ級女王の志土地は2018年大会以来、3度目の制覇。今大会の日本勢で初の金メダルとなった。
すがすがしい表情で志土地は決勝のマットに上がった。直前に夫の志土地翔大コーチから伝えられた言葉は「自信を持っていけ」。2人で培った強さを堂々と披露し、試合後は抱き合って喜びを共有した。パリ五輪での2連覇を見据え、翔大コーチは「真優が強いんだというのをアピールする機会だと思った。ここは通過点」ときっぱり。志土地も「満足せずに、ステップアップできるように頑張っていく」と心を躍らせた。