朝阪神が初白星「気を引き締めていきたい」 糸井&能見引退には「さみしいですね」
「大相撲秋場所・5日目」(15日、両国国技館)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする東三段目25枚目の朝阪神(高砂)が、今場所初白星を挙げた。坂井(大嶽)に対し、頭で当たって左右の押しで圧力をかけると、タイミングのいいはたき込みで両手をつかせた。
「あそこで出られたらよかった。引いちゃったので」と内容を反省。それでも、三番相撲で初日を出し「勝ちは勝ちなので。圧力は伝わっていたのでよかった。とりあえず一番一番、気を引き締めていきたい」とうなずいた。
大阪府泉大津市出身で、幼い頃からプロ野球・阪神の熱烈なファン。18年春場所で朝塩本から改名した。CS進出を争う猛虎の戦いも気になるところで「Aクラス、期待してます」とエール。阪神・糸井や元阪神でオリックスの能見が引退を決断したことには「能見さんは僕が小さい頃から阪神でエースだった。糸井さんも阪神に来てからよく打っていた。さみしいですね」と惜しんでいた。