飛び込み・馬淵優佳「やって来たことを認めつつ、先を見据えて」電撃復帰の1年総括

 「栃木国体・飛び込み」(15日、日環アリーナ栃木)

 成年女子3メートル板飛び込みが行われ、馬淵優佳(兵庫・ミキハウス)が復帰後ベストとなる285・60点で5位だった。世界選手権銀メダルの三上紗也可(鳥取・日体大)は377・85点で優勝を果たした。

 馬淵は現在栃木を拠点に練習しているが、「ふるさと制度」を利用して兵庫代表として出場。1本目から長身を生かした美しい飛び込みを見せると、その後も全ての演技をミスなくまとめきった。ただ1位との差が92・25点あることに、「自分の実力はまだまだトップ選手に伴っていないのを感じた。すごい悔しい気持ちが大きい」と話した。

 17年5月に競泳の瀬戸大也と結婚。同年8月に一度引退したが、出産を経て昨年12月に電撃復帰した。24年パリ五輪出場を最大の目標に置いている。

 今年6月の関西選手権では3メートル板飛び込み、同1メートルで2冠を達成。8月に行われた日本選手権では同3メートルで五輪代表選手に次ぐ大健闘の4位。同1メートルでは2015年以来7年ぶり3度目となる優勝を果たし、復帰後約9カ月で日本の頂点に返り咲いた。

 激動の復帰シーズンを振り返り、「よくここまでこられたなというのはある。ただもっともっとやらないといけない。今までの自分がやって来たことを認めてあげつつも、この先を見据えてやってかないと」と語った。

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