羽生さん、日中国交正常化50周年式典起用理由は「若い人達の模範」内容は「シークレット」
9月29日に都内で行われる日中国交正常化50周年記念慶典の記者発表が16日、都内で行われた。特別ゲストとして出演することが発表されたフィギュアスケート男子2連覇王者で、プロスケーターの羽生結弦さん(27)は、東京オペラシティで行われる夜の部の記念式典に参加。内容については「シークレット」(早川泰雄事務局長)とされた。
組織委員会の蒋暁松実行委員長によると、羽生さんには4月頃に打診。「羽生さんがまずお若い方、そして、中国でも日本でもたくさんの人に愛されている。色んな困難にチャレンジしていて、若い人たちの模範として愛されている」と、起用の理由を説明した。
式典には若手二胡奏者のチャンヒナさん、ヴァイオリニストの川井郁子さん、雅楽師の東儀秀樹さんらが出演する。この日、二胡演奏を披露したチャンヒナさんは「羽生結弦さんや素晴らしい方々と一緒に出演できることを楽しみに思っています」と、式典当日を心待ちにした。
9月29日は50年前の1972年に田中角栄・周恩来両国首相が日中共同声明に署名した日。〝氷の英雄〟として日本のみならず、世界のファンを魅了してきた羽生は、「柚子」として中国でも高い人気を誇っており、2月の北京五輪では、現地ファンの熱狂ぶりも話題を呼んだ。
記念慶典は日中を代表する50社から協賛されており、トヨタ自動車、三菱商事、キャノン、ANAなどが名を連ねている。