電撃復帰から10カ月 馬淵優佳が今季終了報告 国体5位に「これが今の自分の実力」も成長誓う
飛び込みで現役復帰を果たし、24年パリ五輪出場を目指す馬淵優佳(27)=ミキハウス=が17日、自身のインスタグラムを更新し、今季終了を報告した。
15日に行われた栃木国体の成年女子3メートル板飛び込みで復帰後ベストとなる285・60点をマークし、5位だった。「先日行われた栃木国体では5位でした。復帰後の自己ベストは更新できましたが、それでも5位という結果に悔しい気持ちでいっぱいです。これが今の自分の実力だと改めて感じる大会でもありました」と、振り返った。
17年5月に競泳の瀬戸大也と結婚。同年8月に一度引退したが、出産を経て昨年12月に電撃復帰した。2児の母として子育てと、週5~6回の練習を両立。24年パリ五輪を最大の目標に置き、1度目の現役よりも高難度の技に挑んでいる。
6月の関西選手権で3メートル板飛び込み、同1メートルで2冠を達成。8月に行われた日本選手権では同3メートルで五輪代表選手に次ぐ4位。同1メートルでは2015年以来7年ぶり3度目となる優勝を果たし、復帰後約9カ月で日本の頂点に返り咲いた。
「今シーズンの大きな大会は終わりましたが、また来シーズンに向けて大きく成長できるように頑張ります!引き続き、応援していただけると嬉しいです!」と、さらなる飛躍を誓った。
夢舞台の可能性を広げるために、今後は個人種目だけでなく、昨夏の東京五輪代表の榎本遼香(栃木県スポーツ協会)とペアを組み、シンクロ板飛び込みに挑戦することも明言している。