世界選手権代表の難波実夢がV 来季国際大会見据え「結果を出すことに意味がある」
「栃木国体・競泳」(17日、日環アリーナ栃木)
成年女子400メートル自由形決勝が行われ、世界選手権代表の難波実夢(奈良・近大)が4分10秒53で優勝した。同代表の小堀倭加(神奈川)は4分11秒41で2位だった。
難波は世界選手権、日本学生選手権と連戦をこなし、今大会に向けても長くオフを取らずに練習を再開。優勝したものの、前回大会よりもタイムを約3秒落としてしまったことに「思っていたレースプランが全然できなくて、トータル的にも思っていた以上に遅かった。予選が終わってから体が重くて、決勝に向けての不安も正直あったのかな」と悔しさをにじませた。
今大会でシーズンは一区切り。10月に日本短水路や世界短水路は控えるものの、来夏に行われる福岡の世界選手権を見据え「国際大会で自分のベストパフォーマンスをすることは難しいが、そこで(結果を)出すことに意味がある。結果を残してパリ(五輪に)いいつなぎができたら」と話した。
小堀は試合後に「悔しい気持ちとなんか…。うまくいかないなって」と涙。その中で「難波選手の方が今は上で、少しでも速く追いつけるように。ここで結果を出すことが全てではない。しっかり結果を残せるように今は力を付けていきたい」と必死に前向いた。