体操・世界選手権代表の神本雄也、こだわりの着地は内村航平さんに刺激「大切さを再確認できた」
体操の全日本シニア選手権に出場する有力選手が18日、会場のアリーナ立川立飛で公式練習と記者会見を行った。世界選手権(10月開幕、英リバプール)代表で男子主将を務める神本雄也(28)=コナミスポーツ=は「手首やら肩やら少し痛みが出始めた。今できる最大限をこなしたい」と意気込んだ。
世界選手権へ向けて、実力を試す場となる。特に世界選手権代表勢がこだわるのは着地。代表合宿では内村航平さんから、1時間ほど着地をはじめとしたアドバイスをもらう機会があったという。
「着地の大切さを全員が再確認できた」と神本。「(内村さんの話の中で)練習の量、質、意識も全てが高いレベルで行えてないと金メダルに届かないよという所があって。技やテクニックに目がいきがちな所が、心の部分も重視されてる」と、高みを見据えた。
神本は14日に28歳になったばかり。「ベテランと呼ばれるようになったのも今年に入ってから。言われることにまだ落ち着かない面もある」と苦笑いしつつ、「年齢が上がると体は衰える思うので、意識は高いまま居続けられたら」と、目標を掲げた。