休場の照ノ富士は膝手術も 師匠の伊勢ケ浜親方「治さないと。骨が完全にずれている」

 高安(右)に敗れ、ぼう然と立ち尽くす照ノ富士=19日
 照ノ富士の休場で勝ち名乗りを受ける大栄翔(左)=撮影・三好信也
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 「大相撲秋場所・10日目」(20日、両国国技館)

 横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が20日、日本相撲協会に「『両変形性膝関節症 右膝骨挫傷』にて3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。今年春場所以来通算13度目で、昨年秋場所の横綱昇進後では2度目。

 両膝に古傷を抱える照ノ富士は9日目までに4個の金星を配給し、5勝4敗と不振。土俵上で右膝を気にするしぐさを見せていた。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、19日夜に本人から休場の申し出があった。痛み止めの注射を打って土俵に上がっていたが、じん帯への影響も懸念されるため、休場を決断したという。

 前回休場の春場所時よりも状態は悪く、伊勢ケ浜親方は「キチッと治さないといかんですよ。場合によっては手術も必要になってくる。骨が完全にずれている」と説明。手術を受けるかの判断については「炎症は何日間で止まると思う。それから、どうするかというのをまたしっかり考えてやっていかなきゃいけない」と見通しを明かした。

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