V逸の高安、37歳玉鷲に脱帽「強かった。完敗です」6度目準Vも「何度でも挑戦する」

 玉鷲(左)が押し出しで高安を破り、最年長優勝を決める
 玉鷲(手前)に押し出しで敗れる高安
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 「大相撲秋場所・千秋楽」(25日、両国国技館)

 2敗の平幕玉鷲(片男波)が、3敗の平幕高安(田子ノ浦)との直接対決を押し出しで下し、13勝2敗で2度目の優勝を飾った。37歳10カ月での優勝は昭和以降では12年夏場所を制した旭天鵬の37歳8カ月を上回る最年長優勝となった。

 高安は悲願の初優勝に望みを懸けて大一番に臨んだが、相手の馬力に屈した。「玉鷲関が強かったです。精いっぱい相撲を取りました。完敗でした」と脱帽し、「弱いから負けたということで。まだまだ稽古が足りない、修行が足りないなということ」と潔く受け止めた。

 幕内では自身6度目の準優勝となったが、「何度でも挑戦します。もう自分の中で(今場所の)整理はついて、今日から九州場所を目指します」と切り替えを強調。上位陣が崩れた中で安定した相撲で11勝を挙げ、敢闘賞を受賞し「精いっぱい取った相撲を評価していただいた。しっかり受け止めて、また場所を盛り上げたい」と力を込めた。

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