やり投げ北口榛花 日本の暑さに「体がまだ慣れていない」遠征先と「20度差がある」

 取材に応じる北口榛花=都内
 やり投げの助走を練習する北口榛花=都内
 砲丸投げの長さを測る北口榛花=都内
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 陸上女子やり投げで7月の世界選手権(米オレゴン州)で銅メダルを獲得した北口榛花(24)=JAL=が23日、都内で練習を公開した。「次の試合に向けて今できる最大限の調整と、体が動くように練習している所です」と、次戦のデンカチャレンジ杯(10月1日~2日、新潟)に備えていると話した。

 日大時代の後輩と共に、やりを持っての投てきや、出力を上げるための砲丸投げなど、練習メニューを約3時間こなした。羽田空港で20日に行った帰国会見に続き、この日訪れた報道陣は約30人。北口は「コーチに約30社来るってメッセージ入れときました」と朗らかに笑った。

 帰国会見では、日本で食べたいものにそば、さしみ、焼き肉を挙げていたが「2つは食べました。後は焼き肉だけ」という。ただ、「できれば温泉に行きたい…」という願いは、毎日の練習もありまだかなえられていないとも明かした。

 出場予定だった全日本実業団対抗選手権(23~25日、岐阜長良川競技場)は「調整が難しかった」と欠場。「気温に体がまだ慣れていなくて。最後の試合は(海外で)9度の中で投げていた。今29度で、20度差があると(帰国後すぐの)試合には臨めなかった」と寒暖差も理由の一つだったという。

 次戦のデンカチャレンジ杯には出場予定。日本での凱旋(がいせん)試合へ、「久しぶりに日本の陸上ファンの皆さんの前で競技ができることがすごく楽しみ」と目を輝かせた。

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