羽生結弦さん、日中国交正常化記念式典に登場 新時代の友好の象徴「きっかけになれれば」「加油!」

笑顔で降壇する羽生結弦さん=東京オペラシティ(撮影・堀内翔)
日中国交正常化50周年記念式典 降壇する時にあいさつをする羽生結弦さん=東京オペラシティ(撮影・堀内翔)
集合写真に収まる羽生結弦さん(中央)=東京オペラシティ(撮影・堀内翔)
3枚

 「日中国交正常化50周年記念慶典」(29日、東京都内)

 記念式典が開催され、フィギュアスケート男子14年ソチ、18年平昌五輪金メダルで、今年プロスケーターに転向した羽生結弦さん(27)が特別ゲストとして出席した。

 濃紺のスーツに赤のネクタイ姿で登場。式典では、若手二胡奏者のチャンヒナさんと共に壇上に立ち「今日9月29日は、日本と中国が国交を正常化した、記念すべき日です。このような式典に参加できて本当にうれしく思っています」などと話した。チャンヒナさんは通訳を務め、中国語で羽生さんの言葉を紹介。最前列の子供から花束を手渡され、一緒に記念撮影に応じる一幕もあった。

 9月29日は、50年前の1972年に田中角栄・周恩来両国首相が日中共同声明に署名した日。“氷の英雄”として日本のみならず、世界のファンを魅了してきた羽生さんは、「柚子」として中国でも高い人気を誇っており、2月の北京五輪では、現地ファンの熱狂ぶりも話題を呼んでいた。

 羽生さんは「今年の2月、僕は北京五輪に出場するために中国に行きました。中国の方々の親しみやすさと温かさに触れました」と振り返り、ファンからの声援に「とても感動しましたし、皆さんの応援の力に背中を押して頂きました」と感謝。「日本と中国は、もっともっといい関係でありたいですよね」と呼びかけ「日本と中国、よりお互いが理解し合って、交流が増えるよう、そのきっかけになれればいいなと思っています」と羽生。「ちょっとだけ覚えたので」と、「私は27歳です」との中国語も披露した。

 最後は「これからの50年も共に力を合わせて、頑張っていきましょう。明日のために、未来のために、私たちのために、そして、私たちの次の世代のために、一緒に頑張っていきましょう。頑張りましょう。加油!」と締めくくった。

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス