プルシェンコ氏、自身に招集令状でも「逃げない。喜んで受ける」部分的動員に意向示す
フィギュアスケート男子の06年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏(39)=ロシア=は29日、ロシアメディア「スポルトエクスプレス」で、プーチン大統領が21日に開始を発表したウクライナ侵攻を続けるロシアの部分動員令において、自身に招集令状が届いた場合「私はどこにも逃げない。喜んで受ける。私たちは子供たちと私たちの未来を守らないといけない。これが私の立場です」と、意向を示した。
スポーツ専門チャンネル「マッチTV」は、28日にフィギュアスケートの18年平昌五輪代表で、20年欧州王者のドミトリー・アリエフ(23)とマカール・イグナトフ(22)が召喚状を受け取ったと報じた。ロシアのフィギュアスケート連盟はスポーツ省を通じて、動員の延期を要求しているという。
また、現地報道では各競技の代表選手クラスにも召喚状が届き始めており、波紋が広がっている。
プルシェンコ氏は「今は厳しい時代だ」と認めた上で招集令状について「最前線に送られるという意味ではない。起こりうる将来に備えた方がいいかもしれない」と、認識を示した。