Bリーグ秋田 前田顕蔵HCの妻、なつ美さんが死去 39歳「最高の妻で特別なブースター」
バスケットボール「Bリーグ」の秋田は1日、公式ホームページで前田顕蔵ヘッドコーチの妻、なつ美さんが9月29日に亡くなったことを発表した。39歳だった。
秋田は8月26日に前田HCがしばらくチームを離れることを発表していたが、「奥様の闘病生活サポートの為でした。クラブ一同、謹んでお悔やみ申し上げますとともに心からご冥福をお祈りいたします」と追悼した。
1日からの今季初戦、北海道2連戦は喪章をつけて臨むという。
前田顕蔵ヘッドコーチのコメントは以下。
「秋田ノーザンハピネッツを日頃応援していただいている皆さん、いつもありがとうございます。
昨シーズンのチャンピオンシップが終わり、秋田に帰ってきた日に病気の診断を受けてから闘病生活が始まりました。
皆さんには事情も言えないままでしたが、仕事も一旦休止させてもらいながら妻と家族と過ごしていました。本当に素晴らしい時間を頂きました。ありがとうございました。たくさんの幸せを皆さんから頂いた時間だと思っています。
妻は4人の子供を育てながら僕のサポートをずっとしてくれました。昨シーズンは一度も会場に来れませんでしたが、家庭を守って、そして僕の背中をずっと支えてくれました。最高の妻であり、特別なブースターでした。
日頃、注目される事もありませんが、毎日必死に育児や家事をしてくれた彼女を少しでも多くの皆さんに知ってもらいたい、そして送り出したいと思っています。
是非一般会葬に御参列して頂ければと思っています。この4ヶ月、前田家にとって最大の試練でありましたが、この秋田の地で素晴らしい方達のサポートと愛情を受けて、人生で一番素晴らしい時間を過ごせた事を心から感謝申し上げます。やっぱりこの場所が僕たちは大好きです。
今日から開幕です。激しく、熱く、そして楽しく。またみんなで一緒に戦いましょう!」
引き続き当面の間、ケビン・ブラスウェルHC代行がチームの指揮を執る。