関大が3連勝 RB一針が3TDラン、関西学生アメフト
「関西学生アメフト、関大91-3甲南大」(2日、王子スタジアム)
開幕から2連勝の関大が、甲南大に91-3で大勝し、関学大、立命館大と3勝で並んだ。甲南大は開幕から3連敗となった。関大はRB一針(いちはり)拓斗(4年)が、3TDラン、計82ヤードを走る活躍を見せた。
第1Qで62ヤードのTDランを決めるなど、前半の出場で3つのTDランを決め、大量得点の流れをつくった。一針は「関大の持っているすべての力を発揮するつもりだった。TDを取れたことはよかった」と言い、大勝にも「次の京大、立命、関学さんに通用するかどうか」と浮かれることはなかった。
この日で今季233ヤードとなり、ラッシング部門のトップに立った。「初戦の同大戦でもTDを決めたことが自信になった」と開幕戦の80ヤードのTDランが、覚醒のきっかけになった。磯和雅敏監督(55)も「今までもいいRBだったが、独走能力が加わり心強い」と評価する。
先制TDランの主将、RB柳井竜太朗(4年)とは、同じポジションだけでなく「よき友でよきライバル」と言う仲。「彼は1年から出ていて悔しかったし、刺激ももらっている」と言い、「今季はTD数もヤード数も勝っている。刺激を与えられていると思う」と親友との切磋琢磨で2009年以来のリーグ制覇を目指す。