カーリング女子日本代表 リンドコーチと契約解除 家庭の事情と強化の方向性を考慮

 日本カーリング協会(JCA)は3日、女子日本代表ナショナルコーチを務めていたジェームス・ダグラス・リンド氏(37)との契約について、9月30日付けで解除することで合意したと発表した。

 2022年度のコーチ契約も結んでいたが、本人の家庭の事情および今後の女子強化チームの強化の方向性を考慮したという。

 カナダ国籍のリンド氏は16年からカーリング女子強化チームを担当するナショナルコーチに就任。“J・D”の愛称で藤沢五月、吉田知那美らのチーム「ロコ・ソラーレ」を平昌五輪の銅メダル、北京五輪の銀メダルに導いた。また、日本オリンピック委員会(JOC)からナショナルコーチの委嘱も受けていたが、同職も9月30日付けで解職となった。

 同協会は「6年半にわたる同氏の貢献に感謝の意を表すとともに、今後のさらなる活躍を祈念する所存でございます」などとコメントした。

 リンド氏のコメントは以下の通り。

 「ナショナルコーチとして従事した6年間にわたり、JCAとJOCからいただいた支援につきまして、この場を借りて感謝の意を申し上げます。女子日本代表チームの国際大会での活躍と成功は著しく、また私の強化ビジョンに対しサポートをくださったJCAを誇りに思います。

 併せて、ナショナルコーチである自分を信頼してくださり、素晴らしい時を共に過ごした全ての選手とコーチに対しても感謝の意を申し上げます。日本のカーリング界は、素晴らしい人々の固い絆で成り立つ組織です。ここで培った人脈を永遠に大事にし、今後はナショナルコーチとしてではなくなりますが、(何かあれば)サポートを続けたいと思っています。

 ナショナルコーチとして忘れられない経験をしました。自身のことのみならず、日本のカーリングが今後どのように発展していくか楽しみにしています」

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