F1・角田裕毅 初の日本GPに興奮「夢かなう瞬間」前回大会は“一観客”として観戦

 初の日本GPを前に意気込みを語った角田裕毅
 初の日本GPを前に意気込みを語った角田裕毅
 日本GPへの意気込みを語ったガスリー(左)と角田裕毅
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 3年ぶりの開催となる自動車F1シリーズの日本グランプリ(7日開幕、三重・鈴鹿サーキット)に初出場するアルファタウリの角田裕毅(22)が5日、都内で会見した。念願の母国での晴れ舞台を前に「今年の鈴鹿は僕としては夢がかなう瞬間。F1ドライバーとして戦うのは夢だったが、日本のファンの皆さんの前で走るのは日本人として夢だった」と声を弾ませ、「自分のアグレッシブな走りを、自分が得意としている鈴鹿で皆さんにお届けできれば」と意気込んだ。

 角田は2021年からF1アルファタウリの正ドライバーとなった。16年にフォーミュラカーのレースに初出場してから5シーズンで最上位カテゴリーまで駆け上がり、7年ぶりの日本人F1ドライバーとして最年少デビューを果たした。

 「3、4年前は一観客として2コーナーで(日本GPを)見ていた自分が、まさかこんなにすぐに走れるとは思わなかった」と興奮冷めやらぬ様子。デビューした昨年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止となっただけに「残念だったが、そのストレスを発散して結果につなげられれば」と腕をぶした。

 慣れ親しんだ鈴鹿は勝手知ったるサーキットとあって「世界で一番走ったコース。1コーナーの特性や、どこでバンプ、挙動が乱れやすいかを知っているので、いいアドバンテージになる」と得意顔。ただ、F1では初めてのレースとなるだけに「2、3倍速くらいで早送りしているんじゃないかと思うくらい(速くて)、新たな鈴鹿を見られるのでは」と興奮を隠せなかった。

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