オコエ桃仁花がギリシャのチームに移籍「思い描く自分になるために」9月末で富士通退団
バスケットボール女子Wリーグの富士通レッドウェーブは6日、日本代表のオコエ桃仁花(23)が9月末で退団し、ギリシャの女子リーグ「エレフテリア・モシャトゥ」に移籍すると発表した。既に5日に現地に向けて出発しており、到着次第、チームに合流する。
オコエは自身のツイッター、チームの公式サイトで移籍への思いを明かした。
「この度、オファーをいただきギリシャのリーグに移籍することになりました。バスケットボール選手としてだけではなく、人として成長できるのではないかと思い移籍を決意しました。チームの皆には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一度きりの人生、後悔なく挑戦したいと思います。ファンの皆様、開幕直前での報告となってしまい申し訳ありません。今後とも応援よろしくお願いいたします!」と思いをつづった。
また、自身のインスタグラムも更新。「CHALLENGE」とのタイトルで「日本代表としてオリンピックに出場するという夢を叶え、自分自身のこれからの「夢」を本気で考えた時、自分が思い描く自分になるために成長できる場所でプレーすることが一番だと思い海外移籍を決断しました」などと新天地にかける思いを記した。
オコエは1999年2月7日生まれで東京都出身。明星学園高からWリーグのデンソーに入団し、2019年に富士通に移籍した。182センチのパワーフォワードで、21年の東京五輪では銀メダル獲得に貢献した。兄はプロ野球楽天のオコエ瑠偉外野手。