斉藤立 亡き父・仁さんに誓った必勝 初の世界選手権へ「自分の柔道やるだけ」

 柔道男子100キロ超級のホープ、斉藤立(20)=国士舘大=が6日、初出場する世界選手権(タシケント)への出発前にオンラインで取材に応じた。12日の試合まで残り6日。24年パリ五輪を見据えた大一番となるが、「やることはやってきたので、あとは自信を持って自分の柔道をやるだけ」と腕をぶした。

 15年に死去した五輪2連覇の父・斉藤仁さんも83年大会を制している大舞台。出陣を前に、斉藤は天国の父に「思い切ってやってきます」と短く必勝を誓ったといい、「自分の柔道を出し切ったら絶対に勝てる自信があるので、それだけ伝えました」と明かした。

 代表選出後は膝のけがなどで苦しんだが、8月以降は急ピッチで調整を続け「(自分の中で)試合できる基準を昨日くらいに達したかなと。(頭で)考えたことを体で実現できる状態」と好感触をつかんだ様子。192センチ、160キロ超の巨体から破壊力抜群の技を放つ規格外の怪物が、いよいよ決戦の舞台へ旅立った。

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