舟久保遥香 元五輪女王に屈しV届かず
「柔道・世界選手権」(8日、タシケント)
男女各1階級が行われ、女子57キロ級で個人戦初出場の舟久保遥香(23)=三井住友海上=は決勝で16年リオデジャネイロ五輪金メダルのラファエラ・シウバ(ブラジル)に敗れ、初優勝を逃した。シウバは13年以来7大会ぶりの制覇。
舟久保は決勝で元五輪女王のシウバに屈した。「強い選手と組み合いたい」と胸を高鳴らせて臨んだ大舞台。堅実で勝負強い柔道を展開した一方で、最後は悔しい結果に終わった。初戦の2回戦からの3試合を全て横四方固めで一本勝ちし、準決勝は反則勝ち。決勝もシウバを足技で崩して寝技に引き込み、一度は後ろけさ固めで抑え込んだが、逃げられた。最大の勝機を逃し、終盤に内股で技ありを奪われた。