橋本壮市 2度目の優勝ならず 負傷の頭部にテーピング巻いて臨むも延長の末に敗れる
「柔道・世界選手権」(8日、タシケント)
男女各1階級が行われ、男子73キロ級で橋本壮市(31)=パーク24=は決勝で東京五輪3位のツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)に延長の末に敗れ、2017年以来2度目の優勝はならなかった。
橋本は負傷した頭部にテーピングを巻いて臨んだ決勝で延長の末、強豪のツォグトバータルに屈した。東京五輪代表を逃して「このままでは終われない」と奮起した日本男子チーム最年長の31歳。準々決勝は東京五輪2位のシャフダトゥアシビリ(ジョージア)を倒し、決勝も粘り強く戦ったが、自らの足技に小内刈りを合わされた。「毎回の大会で引退を覚悟して臨んでいる」と自らを駆り立てて世界の畳に立ったが、悔いが残る結果に終わった。