阿部一二三「もっと成長を」 世界柔道、阿部詩は笑顔

 帰国し羽田空港で取材に応じる阿部詩=9日
 帰国し羽田空港で取材に応じる阿部一二三=9日
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 柔道の世界選手権に出場した軽量級の日本代表が9日、羽田空港に帰国し、男子66キロ級で優勝した阿部一二三は「まだまだ改善する部分はある。もっと成長していきたい」と強いまなざしで決意を新たにした。

 女子52キロ級を制した妹、阿部詩とともに3度目の頂点。東京五輪以来の「きょうだい優勝」に、兄は「(互いに)良かったねと言ったくらい」と涼しい表情で話す。五輪後の両肩手術を乗り越えて臨んだ妹は「一番はほっとした。価値のあるメダル」と笑顔を見せた。

 男子60キロ級で4度目の制覇を遂げた29歳の高藤直寿は東京五輪に続く制覇。「これからもっと技術を磨きたい」と意気込んだ。

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