女子・三原舞依 2位と50点以上の差で圧倒V 「全部次に生かしたい」
「フィギュアスケート・近畿選手権」(10日、尼崎スポーツの森)
男女フリーが行われ、女子は昨季の四大陸選手権覇者でショートプログラム(SP)首位の三原舞依(23)=シスメックス=が129・64点、合計201・48点で優勝。男子は世界選手権6位でSP2位の友野一希(24)=上野芝ク=が168・56点、合計238・48点で、SP首位の三宅星南(20)=関大=を逆転して3連覇した。
2位に50点以上差をつけた圧勝で、三原が進化を示した。今季の新フリー「恋は魔術師」。情熱的な赤い衣装で3回転フリップなどに成功。演技は昨季より力強さを増していた。それでも「修正しないといけないところ、できることがたくさんある。全部次に生かしたい」と反省した。
昨年12月の全日本選手権では、ジャンプミスなどで4位と表彰台を逃し、北京五輪出場は果たせなかった。わずかなミスにも真摯(しんし)に取り組む姿勢は、さらに強くなった。
今季は11月にGPシリーズの英国大会、フィンランド大会に出場予定。「(上位6人が進む、GP)ファイナルはずっと行きたい舞台。そこを目指してコツコツ進んでいきたい」と次の目標へ突き進む。