世界卓球決勝欠場の早田ひな 左腕上腕三頭筋の炎症と説明「筋肉痛のひどい感じ」1カ月休養も

 世界選手権団体戦から帰国した早田ひな
 世界選手権団体戦から帰国した(前列左から)早田ひな、佐藤瞳、長崎美柚、(後列左から)戸上隼輔、横谷晟、及川瑞基
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 卓球女子世界ランク5位の早田ひな(22)=日本生命=が11日、4大会連続の銀メダルとなった世界選手権団体戦を終えて、中国・成都から成田空港に帰国した。決勝の中国戦を欠場したが、利き腕である左腕の上腕三頭筋を痛めたといい「筋肉痛がひどくなっているような感じ。腕を曲げると張りがある」と説明。出場予定だった国際大会2大会もキャンセルして前倒しで帰国し、1カ月ほどは休養する見込みだという。

 早田は9月中旬のWTTコンテンダー・アルマトイ大会(カザフスタン)から左腕に炎症があったといい、治りきらないまま世界選手権が開幕。「試合する前は(状態は)よかったが、予測していないボールが来たときに(とっさに腕を出して)ちょっと痛みがあった」。準決勝までの4試合はプレーしたものの、中国との大一番には出場できず、ベンチから声援を送った。

 左腕を曲げると張りを感じるため、日常生活でも極力伸ばした状態で過ごしているという。また、大会中は緊張で食事を取ることが困難だったことも明かし「自分自身がアスリートとしてすごく難しい体質で、向き合っていかないといけない」と課題を明確にした。

 今月のWTTチャンピオンズ(マカオ)、WTTカップ・ファイナル(中国)をキャンセルし、約1カ月は休養予定。Tリーグに出場する可能性はあるというものの、11月12~13日の第3回パリ五輪代表選考会「全農カップ・トップ32船橋大会」の出場を目指す。

 伊藤美誠(スターツ)と並び、日本のエース格に成長したサウスポーは「この腕をしっかり完治させて、100%の状態で試合に戻ることが目標。(今回は)決勝で中国選手と戦えず悔しい気持ちがあるが、2年後(の世界選手権団体戦)は自分が出て、1点でも2点でも取れるようにしたい」と雪辱を誓った。

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