世界柔道混合団体、日本が5連覇 新添左季が殊勲の絞め技で決着 斉藤立は出番なし

 混合団体5連覇を達成し喜ぶ日本。左から新添左季、原田健士、舟久保遥香、太田彪雅、冨田若春、田嶋剛希
 フランス選手(右)と対戦する新添左季
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 「柔道・世界選手権」(13日、タシケント)

 混合団体戦決勝が行われ、東京五輪銀メダルの日本が同金メダルのフランスに4-2で勝利し、大会5連覇を達成した。4試合目を終えて2-2の接戦となったが、男子73キロ級の原田健士(ALSOK)が一本勝ちで3-2とすると、女子70キロ級の新添左季(自衛隊)がガヒー(フランス)から送り襟絞めで「参った」を奪う殊勲の一本勝ちで決着をつけた。

 日本は個人戦の男子100キロ超級銀メダルの斉藤立(国士舘大)、同73キロ級銀メダルの橋本壮市(パーク24)を起用しなかったが、発祥国として総合力の高さを見せつけた。

 初戦の男子90キロ級は田嶋剛希(パーク24)が小内巻き込みで一本勝ちし、先制。続く女子78キロ超級は、今大会銅メダルの冨田若春(コマツ)が同金メダルのディッコに一本負けした。男子90キロ超級は初出場の太田彪雅(旭化成)が上四方固めで一本勝ちし、女子57キロ級は銀メダルの舟久保遥香(三井住友海上)がシジクに一本負け。一進一退の接戦となったが、原田、新添がそれぞれ実力を発揮し、東京五輪決勝の雪辱を果たした。

 柔道の男女混合団体戦は、昨夏の東京五輪から採用された。世界選手権では17年ブダペスト大会から実施され、初代王者の日本が5大会連続で制した。

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