世界選手権銀の斉藤立、武者修行に意欲「外国人の組み手を勉強して強くなりたい」
柔道男子100キロ超級で世界選手権に初出場し、銀メダルを獲得した斉藤立(20)=国士舘大=が15日、タシケントから羽田空港に帰国した。
決勝では技を出し切れないまま反則負けを喫し、悔しさに暮れたが、3日経過し「次につながる課題も可能性も見つかった。本番は五輪なので」と気持ちを切り替えた様子。釣り手と引き手をしっかり持てば強豪にも勝てる地力の高さを証明し「組み手をしっかりできれば、誰にも負けないと自信がついた」とうなずいた。
ただ、海外勢の変則的な組み手は、国内では手を合わせられないタイプだけに「海外の合宿に参加して、外国人の組み手を勉強して強くなりたい」と武者修行に意欲。日本男子の鈴木桂治監督は「まず代表選考をしっかり戦って(代表権を獲って)自分で道をつくれば見えてくる」と来春の海外派遣も示唆した。
12月のグランドスラム東京大会では、海外勢だけでなく国内ライバルも出てくる。パリの星は「何が何でも勝つしかない」と誓った。