東京パラ競泳金 木村が初ハーフマラソン完走「全身が正座した後みたいにびりびり」

 木村敬一=2017年3月撮影
 スタートする選手たち
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 「東京レガシーハーフマラソン」(16日、国立競技場発着)

 昨夏の東京五輪・パラリンピック開催から1年を記念した第1回大会が行われた。同パラ競泳の男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で金メダルの木村敬一(東京ガス)が、ハーフマラソンに初挑戦して完走。「めちゃめちゃしんどかったです。途中で足の痛さを忘れるくらいしんどくなった。全身が正座した後みたいに鼻さきまでびりびりしています」と苦しい表情で振り返りつつも、どこか充実感を漂わせた。

 中間地点過ぎから疲労を感じてきたというが、最後は笑顔でゴール。「国立競技場で走れることは幸せ。すれ違う人とか沿道の皆さんがビックリするくらい声をかけくれた。きもちよかった」とうなずいた。

 今大会の名称にちなんで「木村選手に取ってレガシーとは何か」と問われると、木村は「たくさんの人がスポーツの面白さを感じて、それが永続的に続いていくことがレガシー」。今後については「1つのことを一生懸命やると何か得ることができると改めて思った。挑戦する姿勢は生きていく中で引き続けていきたい」と語った。

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